妊娠中の体の変化
妊娠中期には、初期とは異なるさまざまな症状が見られます。たとえば、初期の頻尿がおさまる、つわりがおさまる、身体がだるくなる、便秘になる、痔になる、おりものに白っぽいものがまじる、おなかにガスがたまるといった症状です。
この他にも、乳房が大きくなる、頭痛がする、めまいが起こる、鼻や耳がつまる、歯茎から血が出る、食欲が出る、むくみが出る、静脈瘤になる場合もあります。
また、胎動を感じる、腰痛になる、下腹部と両脇が痛む、脚がつる、脈拍が増える、皮膚の色が変わる、肌に色素が沈着する、セックスの快感度が変わる、おへそが出る、などです。
違和感を覚えたら、いつもよりゆっくり動く、食物繊維を多く摂る、シャワーをまめに浴びて皮膚への刺激の少ない下着をつける、ぬるめのお風呂でマッサージやストレッチをする、歯と歯茎のトラブルを避けるためにビタミンCやカルシウムを摂取する、舌を磨く、間食をしない、などの症状を軽減する工夫をしましょう。
極端に体重を増やすと、妊娠28週以降、手足や顔がむくんだり、尿にタンパクがおりたり、血圧が高くなる、などの症状が出て妊娠中毒症になるおそれがあります。妊娠中の高血圧は、最高血圧140mmHg以上、最低血圧90mmHg以上をさします。これらの症状が出た場合は、次の検診まで様子を見ずに医師に相談してください。
予防するために、塩分や脂肪分を控え、果物や野菜を多めに摂り、適度な運動を心がけましょう。妊娠中期に約半数の妊婦さんは、尿に糖が出ると言われています。もともと糖尿病の素因がある妊婦さんは、妊娠糖尿病を発症することがありますから、耐糖能検査をして早めに対策を講じておきましょう。