妊娠中のトラブル
入学試験
授乳期間中、次の赤ちゃんを妊娠すると、医師にすぐに断乳するように言われ、あわてて断乳するママも少なくないようです。というのは、赤ちゃんに乳首を吸われ、母乳が出るとき、オキシトシンというホルモンが分泌されるからです。
たしかに、オキシトシンは陣痛促進剤にも使われ、子宮の収縮を促す作用があります。流産の危険があると考えるのも無理はありません。ですが、妊娠23週以下の妊婦さんには、オキシトシンを投与しても、陣痛は起こらないというデータがあります。ですから、上の子どもに授乳中であっても、妊娠23週までは授乳することができます。
ただし、妊娠するとホルモンバランスが変わりますから、母乳が出にくくなったり、お腹がはりやすくなったりすることはあります。お母さんの身体に負担がかかるようなら、少しずつ断乳するとよいでしょう。
おっぱいは子どもにとって、身体の栄養であるだけでなく、心の栄養でもあります。無理な断乳はせず、子どもにゆっくりと言い聞かせながら、徐々にミルクや離乳食に切り替えていくと、子どもは断乳につらいイメージをもつことなく卒乳することができます。
また、おっぱいを飲ませることだけが母子のきずなではありませんから、おっぱいにこだわりすぎず、子どもとのトータルな関係のなかで卒乳をとらえることも大切です。医師によってはすぐに断乳を勧めるケースもあるようですが、昨今は代わりの産婦人科医院を見つけることが難しいという事情もありますから、医師や家族とよく話し合って、納得のいく方法を探してください。